キャンプレポート

秘境巡り! 最恐吊り橋とアプト式列車を眺めるわくわく満載キャンプ【アプトいちしろキャンプ場】

この記事の内容をざっくり
  • アプトいちしろキャンプ場は大井川やアプト式列車などを一望できる広々とした
    河川敷サイト、設備も綺麗で周囲に見どころも多い優良キャンプ場
  • 畑薙大吊橋、奥大井湖上駅など、キャンプ場周辺の絶景・秘境スポット
  • 奥大井湖上駅と長島ダム、寸又峡を巡るアップダウン多めな山間部サイクリング

こんにちは、Naotoです。

突然ですが筆者がなにを理由にキャンプをしに行くかというと、それは普段のインドア生活では
感じることのできない非日常感を味わいたいからなんですよね。

日常とのギャップがあればあるほど気持ちもリフレッシュできますし、逆に帰った後は家でのごろごろも外とのギャップで普段の倍楽しむことができるようになります。

そんな感じで11月上旬の紅葉シーズン、だんだん溜まってきた家での惰性感をとっぱらいたく、
秘境!紅葉!キャンプ!というキーワードで見つけ出した、大井川流域のアプトいちしろキャンプ場に行ってきました。

今回のキャンプ場・立ち寄った場所リスト

今回のキャンプ場や立ち寄った場所の地図はこちらの通り。
1日目に畑薙大吊橋を訪れ、夕方くらいにキャンプ場へチェックイン。
2日目に自転車で奥大井湖上駅、長島ダム、寸又峡を巡り、最後に日帰り温泉へ寄っていくコースです。

アプトいちしろキャンプ場レポート

基本情報

営業期間3月20日から11月末日
チェックイン12:00~
 チェックアウト ~11:00
サイト数テント(オートサイト):25サイト
設備 水洗トイレ、コインシャワー、炊事場、洗濯機、AC電源、売店 
レンタル用品テント、タープ、寝袋、マット、ランタン、
テーブル、鍋、飯盒、食器セット、キッチンセット、
バーベキューセット、カセットコンロ 
予約方法ネット予約
空き状況確認HPのネット予約より確認可能
ゴミ持ち帰り
HPhttps://abt-camp.shizu.website/

料金

テントサイト3000円~
 AC電源(最大 15A) 1000円
デイキャンプ2000円
入場料 大人 300円、子供 200円、3歳以下 無料 
400円

サイトの様子

全て車両乗り入れ可能なオートサイト

レイアウトはどこもほぼ共通で、芝生サイト + 砂利の敷いてある駐車スペース、定員は7名までの広めのサイトになっています。

オススメはやはり大井川やアプト式列車が近くで一望できる川沿いサイト(A1~A8、B1)。

数は少ないですが山側のサイトもあります。スペースはこちらの方が広め。

設備

水洗トイレ、コインシャワーが管理棟横に併設されています。
いずれも真新しい感じで、よく清掃もされておりかなり綺麗でした。

ただその横にある炊事場も含め、河川敷サイトからだと階段を上り少し歩く必要があるのでやや遠めです。

薪は管理棟横のボックスでお金を入れたら持って行って良いようになっており、いつでも買い足すことができるようになっているのは嬉しいポイントでした。

追加の料金が必要になりますがAC電源も利用可能です。

特徴・魅力

大井川やアプト式列車、長島ダムとこの地ならではの景色を間近に眺めながらキャンプをすることができます。エメラルドグリーンの大井川と赤いアプト式列車の組み合わせがいい感じでした。

サイトの様子を見ればわかる通り、サイトには視界を遮る木々などは生えておらず解放感抜群の爽快なキャンプを楽しむことができます

管理人さん一押しのミステリートンネル

そこそこの距離があるため少し歩くと光がまったく届かなくなります。”真っ暗闇” っていうのがどういう状態なのかここで感じることができました。結構こわいので苦手な人は気をつけましょう…

何がミステリー怪奇的なのかは行ってみてのお楽しみです。

トンネルを抜けた先はアプトいちしろ駅
タイミングが良ければアプト式列車の連結する様子を見ることができます

ちなみにアプト式とは簡単にいうと歯車つきのレールを走る仕組みのこと(細かいことは筆者もわかってないので各自お調べを)。
鉄の車輪は摩擦が少なく急な勾配に弱いので、山間の険しい道を走るためのこの地ならではの列車となっています。

注意点

途中の山道の運転が少々大変
都内から向かう場合、静岡SA(スマートIC)あたりで高速を降りたあと下道を1時間程度走っていくことになりますが、大井川沿いに出るまでの山道が細いわりに車通りがそこそこあるため注意が必要です。

スーパーでの買い物は静岡市内で
キャンプ場周辺にはスーパーなど食料を調達できそうなお店は基本的にありません。高速を下りた後、静岡市内で買っていった方が良いです。

川側サイトは日差しに注意
川側サイトは遮るものがなく見晴らしが良いですがその分日差しがもろに当たります。真夏に訪れる場合はタープが必須になりそうでした。

周辺スポット

畑薙大吊橋

全長 181.7m、高さ 30m の大吊り橋
アプトいちしろキャンプ場周辺には大井川を渡るための多くの吊り橋がありますがその中でも一番恐い、というかおそらく日本全体をみても最恐を競えるレベルだと思います。

まず単純に高さ、30mというとビル10階分くらいで落ちたらまぁどう運が良くても助からないなー…という感じの高さです。

写真を見るとわかる通り足場は結構狭く60cmくらいのアルミ板が敷かれてます。不安定ということはないのですが、足元を見ずに歩くのはなかなか不安な感じ。

あとそこそこ揺れます。歩き始めは結構しっかりしてて大丈夫そうと思うんですが、真ん中の方に行くと歩いてなくても風で橋の揺れが感じられるほど

橋の下には降りることができないため、橋上で写真を撮る際はストラップなどで落とさないようにしておいた方が良いです。

アクセスは正直結構大変で、アプトいちしろキャンプ場から大井川をさらに上流へ車で1時間ほど行った後、さらに40分ほど歩きます。

ただその分人通りはかなり少なく、まさに秘境という感じでした。
筆者は景色を眺めたり写真を撮ったりで30分以上橋付近に滞在していましたが、他に誰一人来ることはなく、スリルと絶景を独り占めすることができました。

奥大井湖上駅

湖を渡る鉄橋とその上でまるで浮かぶように佇む駅、名前や場所を知らずともSNSやテレビなどで見たことがあるという人は多いんじゃないでしょうか。

筆者もそういった人間の一人で綺麗な場所だなーと思っていましたが、実際に行ってみると湖や山々の空気、列車の音、そしてここに行くまでの苦労など、全てひっくるめて写真からだけでは感じることのできない良さを感じさせてくれました

ちなみに遠目に見るとどうやって行けば良いのかわからないこの駅ですが、レールのすぐ横が通路になっており歩いて渡ることができます

離れて観た際の幻想的な風景も良いですが、橋上から見る迫力のある風景もまた別の良さがあるので、こちらまで来た際は列車に乗らずともぜひ駅まで行ってみることをおすすめします。
ただし最寄りの駐車場からも勾配きつめの階段を上り下りして15分くらい歩く必要があるため少し注意です。

寸又峡

夢の吊り橋で有名な峡谷で、この時期は紅葉が非常に綺麗でした。

すぐ近くを流れる支流ではあるのですが寸又川の水は青く透き通った感じで、大井川とはまた違った美しさがあるように見えました。

著者が訪れた11月上旬の紅葉シーズンが恐らく最も人の多い時期かと思いますが、平日ということもありそこまで混雑はしていませんでした。
ただ混んでいるときは夢の吊橋を渡るのに2時間待つほどの混み具合になるそうなので、受付の方曰く朝早めの時間に訪れるのがおすすめだそう。

自転車コース

キャンプ場周辺から出発して寸又峡へ向かい、長島ダムを通って奥大井湖上駅まで巡る周回コース

道を囲む紅葉の木々や、時折あるひらけた箇所から見える山々の雄大な自然の風景を眺めながら走ることができ、さらに山間にかかる鉄橋や長島ダムなど大型の人工物も組み合わさり迫力満点、爽快感抜群のコースでした。

距離は37kmとそれほど長くないですが、アップダウンが多く勾配も10%を超えるような箇所がいくつもあるのでそれなりにハードです。

路面の状態はそれほど悪くなく未舗装の箇所はありませんでした。ただ落石注意の標識がいくつかあったため路面上に石や岩が転がっていないかは注意しておいた方が良いです。
(コースの詳細についてはこちら

コースマップ

まとめ

アプトいちしろキャンプ場は眺めも良く設備も綺麗なキャンプ場。
ミステリアスなトンネルやアプト式列車の連結駅、長島ダムなど周辺にはたくさんの見どころがあり時間を持て余すことはありません。

サイクリングはアップダウン強めの走りごたえのある山道を味わい、雄大な自然とロマンあふれる人工物の風景を観ることのできる大満足のコースでした。

都内からはそこそこの距離があり行くのが少し大変ではありますが、その分まさに秘境といった感じの場所で非日常感を存分に味わいたいのであればたいへんおすすすめなスポットでした。

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